天然由来成分にこだわった治療院専用サプリの成分について

　沖縄県の「くらしのパートナー沖縄」で販売されている治療院専用サプリには、以下の11種類の成分が含まれています。それぞれの成分が持つ効果について詳しく解説します。

 

1. 骨砕補エキス

「骨砕補（こつさいほ）エキス」は、ハカマウラボシと呼ばれる、とても希少なシダ科の植物由来の成分であり、骨密度の改善や関節炎の痛みの軽減に効果があります。研究によれば、骨砕補エキスを摂取したグループは、骨密度が上昇し、骨の強化が確認されています​。

また、関節炎の患者に対しても、炎症マーカーが減少し、痛みの改善が見られました​。さらに、骨砕補に含まれるナリンジンは、認知症の予防や記憶力の改善にも効果があるとされています。

 

2. N-アセチルグルコサミン

　「N-アセチルグルコサミン」は、関節の健康維持に重要な成分であり、関節軟骨の生成を促進する役割を果たします。これにより、関節の柔軟性と潤滑性が向上し、関節痛の緩和に寄与します。また、N-アセチルグルコサミンは、皮膚の保湿効果も持ち合わせており、乾燥肌やシワの改善にも効果があることが知られています​​。関節やヒアルロン酸の元になるとも言われており、関節痛の緩和にも役立ってくれます。

 

3. 筋骨草エキス

「筋骨草（きんこつそう）エキス」は、筋肉の強化と骨の健康維持に効果があります。アジアに生えているシソ科の植物が由来となっているエキスであり、多くの生薬に使われています。筋肉の成長を促進し、骨折や打撲の回復を早める効果が期待されています。また、筋骨草エキスには抗炎症作用があり、筋肉痛や関節炎の症状を軽減するのにも役立ちます。生活習慣病の改善にも寄与し、全体的な健康をサポートすることができます。

 

4. HMBカルシウム

「HMB（エイチ・エム・ビー）カルシウム」は、筋肉量の維持と増加に役立つ成分です。特に筋肉の分解を抑制し、筋肉の合成を促進することで、運動能力の向上や筋肉疲労の回復をサポートします。

　HMBカルシウムは、特に高齢者の筋力低下を防ぎ、日常生活の活動レベルを維持するために有効です。また、骨の健康にも寄与し、骨粗鬆症の予防にも効果があります。カルシウムと聞くと、骨に関する効果を期待する人も多いかもしれませんが、HMBカルシウムは主に筋肉にとって良い効果が期待できます。

 

5. コンドロイチン

　「コンドロイチン」は、関節の柔軟性と弾力性を維持するために重要な成分です。関節の軟骨を保護し、関節痛を和らげる効果があります。また、軟骨の分解を抑制することで、関節の健康を長期間にわたって維持することができます。コンドロイチンは、関節の摩耗を防ぎ、日常生活での動きをスムーズにするために役立ちます。コンドロイチンはズキっとくる膝の痛みに高い効果が期待できます。

 

6. II型コラーゲン

　「II型コラーゲン」は、関節の軟骨組織の主要成分であり、関節の構造を維持する役割を果たします。コラーゲンと言えば、肌に良い効果をもたらすイメージがあるかもしれませんが、関節軟骨を生成してくれる効果があります。関節の摩耗を防ぎ、関節の可動域を改善する効果があります。特に関節炎の症状を緩和し、関節の健康を保つために重要です。II型コラーゲンの摂取により、関節の痛みや炎症を減少させ、日常生活の質を向上させることが期待されます。

 

7. ヒアルロン酸Na

　「ヒアルロン酸Na」は、関節の潤滑性を高めるために重要な成分です。多糖類の1種であり、関節液や関節軟骨を構成している成分です。

　関節液の主要成分であるため、関節の摩擦を減少させ、関節の動きを滑らかにする効果があります。

また、ヒアルロン酸Naは皮膚の保湿効果も持ち、美容にも役立ちます。関節の健康と美肌効果の両方をサポートするため、幅広い利用が可能です​。

 

8. キャッツクロ―

　「キャッツクロー」は、中南米に主に生息している植物であり、抗炎症作用と免疫調整作用がある成分です。関節炎の症状を緩和し、免疫系のバランスを整える効果があります。さらに、キャッツクローには抗酸化作用もあり、体内のフリーラジカルを除去することで、全体的な健康維持に役立ちます。

　キャッツクローの摂取により、炎症性疾患のリスクを低減し、健康な生活を支えることができます。

 

9. マグネシウム

　「マグネシウム」は、骨の形成と維持に重要なミネラルです。カルシウムの吸収を助け、骨密度の向上に寄与します。また、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与し、全体的な健康をサポートします。マグネシウムの不足は、骨粗鬆症や筋肉痙攣の原因となるため、十分な摂取が重要です。

　マグネシウムは、ストレスの緩和やエネルギー代謝の促進にも効果があります​。骨の形成に必要不可欠なマグネシウムは、関節痛を緩和させるためにも、必ず摂取するべきです。

 

10. ビタミンD

　「ビタミンD」は、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康維持に役立つビタミンです。ビタミンDが不足すると、骨が弱くなり、骨折のリスクが高まります。日光を浴びることにより体内で生成されるほか、食事やサプリメントからも摂取できます。

　ビタミンDは、骨粗鬆症の予防や筋力の維持にも効果があり、全体的な健康をサポートします。また、ビタミンDは睡眠改善の効果も期待できるので、関節痛の元となる疲労回復効果も期待できます。

 

11. 大豆ペプチド

　「大豆ペプチド」は、筋肉の合成を促進し、運動後の回復を助ける成分です。アミノ酸の供給源として、筋肉の成長と修復をサポートします。また、血管の健康維持にも寄与し、全体的な健康をサポートします。

　大豆ペプチドは、抗酸化作用や免疫力の向上にも効果があり、健康維持に役立ちます。特に運動をする人にとって、筋肉の回復と成長を促すために重要な成分です。もちろん、関節痛の改善にも効果が期待できる栄養素なので、必ず摂取したいところです。